そういう意味では、自分がやりたいのは、日本語というコンピュータ言語を開発したいということなのかもしれない。
通常コンピュータ言語は、人間がある目的、意図を実現するために組み立てるものである。が、その日本語というコンピュータ言語はコンピュータ自身がその意図を実現するために組み上げるものなのだ。もちろん、文法をコンピュータが理解していなければならない。
ただ、そこで、一番かけているのは、コンピュータの意図や意識なのかもしれない。
人は、何か、他者に伝えたいという意思や意図を持つから、それをなんとか言葉で表現しようとする。日本語で無口な人間は、英語でも無口なように。表現したいという意欲や意図がなかったら、言葉は出てこない。
コンピュータがそうした意欲や意図を持つとはどういうことなのだろうかと思う。まず、それから始めるのが妥当なのだろう。