qibuild の警告とエラー g++のバージョンダウン

先の記事にも書いたように、デスクトップにLinux Mintの32ビットバージョンを入れて、naoqi のc++の開発環境を整えようとしている。Chregrapheの問題は、かんたんに解決した。

qibuildの関係で、昨日からすったもんだしている。前のMacのVirtualBoxのLinux Mint 32では、全く問題なく行っていたのだが、新しい状況でC++のモジュールをqibuildでコンパイルしようとすると、大量の警告とエラーが出てにっちもさっちもいかなくなる。

まずうまく行かなかったことを書いておく。

警告は、boostのポインタ絡みであることはわかった。これについては、naoqiのドキュメントのどこかに示してあった、
#define BOOST_SIGNALS_NO_DEPRECATION_WARNING
をおいておけば大丈夫のはずが、出るのだ。まず、boostが新しすぎるのではないかと思って、
sudo apt install libboost-all-dev
で入れ直したり、最初からコンパイルしてインストールしたり(膨大な時間がかかった)したが、だめだった。
結局、boostを全部削除しても、同じ警告だったので、boostではないことはわかった。

すったもんだした末、結局、g++のバージョンを7から4まで下げたことで、警告は出なくなった。VirtualBoxのバージョンと同じにしたのだ。

しかし、まだ、エラーが出る。これは、gccがバージョン7と新しすぎることが原因だと思って、gcc-5.4をコンパイルしたが、結局単なるプログラムミスだった。

結論的に、qibuildは、boostのインストールなしに、gcc-7.3とg++4.8.5で、正常に動いた。良かったよかった。