圧力センサーFSR402をRaspberryPi上のJAVAで制御する

ロボットの足の裏につける圧力センサーのデータを取得しようと、やってみた。データは取れているようなので、ここで記録のために書いておく。(ほんと、年取ると、やったことをすぐ忘れるので、このサイトに書いておかないと、継続性が全く確保できなくなる ^^;)
なず、ディープラーニングのAICOROがJAVAで高速で動くので、RASPVERRYPIのシリアルコントローラもJAVAにしたいと思っていたら、pi4jというプロジェクトがあって、そこにライブラリがあるので、それを使うことにした。
その前に、大事な、大事な配線である。
まず、
http://www.eleki-jack.com/FC/2011/10/arduinofsr2.html
の図を少し使わせていただく。

昨日作った、FSR402とADコンバーターMCP3208とを中継するデバイスは、上記の図のように接続する。(そういえば、電源3.3Vにつないでいたけど、ちょっとまずかったかな、5Vに変えてみよう)
電源とGNDは、特に問題ないと思う。出力電圧V0の線を、MCP3208のCH0に接続する。
図の1番ピンである。気持ちとしては、足の裏に合計8つの圧力センサーを貼るつもりだから、この8つのチャンネルを全て使えば良いと思っている(ただ、その辺りは誤解かもしれない)
16ピンVDDと15ピンVREFは、電源の3.3Vにつなぐ。仕様書によれば、5.5VまでOKだ。
14ピンと9ピンはアースする。
CLKは、RASPBERRYPIのSCLKにつなぐ。
DOUTは、RASPBERRYPIのMISOピンにつなぐ。
DINは、RASPBERRYPIのMOSIピンにつなぐ。
10ピンCSは、RASPBERRYPIのCE0につなぐ。CE1でもいいはずだがプログラムの変更が必要。

次にプログラムである。JAVAで動かすのだが、まず、
http://pi4j.com/
から、SPIコントロール用の、ライブラリを取ってこなければならない。ダウンロードのページから、

を取ってくる。pi4j-1.1という正式リリース版があるのだが、こちらは、RaspberryPIの最新カーネルに対応していなくてエラーになる。フォーラムで同じ問題にぶつかった人の応答でそのことがわかった。
それを解凍して、そのライブラリをNetbeansのライブラリに付け加える。そうすれば、ライブラリが使えるようになる。Netbeansを使わないやり方は、知らない。JAVAはもう何年もNetbeansでしかプログラミングしていないので(笑)
先に解凍した中に、examplesというフォルダがあって、なんとその中に、
MCP3208GpioExampleNonMonitored.java
というMCP3208を制御できるサンプルがあるではないか!!!!
これはそのまま使えます!!
というわけでできました。データを取っている動画は以下のようです。

ディープラーニングプログラム(AICORO)、RaspberryPiでマルチスレッド並列処理化

先に、Javaで書いたAutoencoderのディープラーニングプログラム(以下AICORO)をマルチスレッド化して並列処理にしたら、あまり効果がなかったと書いた。それは、CpuがCore i7の3GhのMacでの話だった。「ああ、失敗したな〜」という感じで、終わった。
今日から、またロボットの方で、センサーをテストしようとRaspberyPi3を動かして、ついでだからAICOROを動かしてみた。(JAVAもNerbeansも入れてある)スレッド一個で処理するものを動かしたのだが、なんとなく遅い。784,600,400,300,10という隠れそう3つのネットワークをホワード処理だけで動かしたのだが、1サイクル25ミリ秒くらいかかる。ちょっと遅いなと思った。MACだと時間を測れないほどバリバリに速いのだが。
もしかしてと思って、昨日作ったマルチスレッドのAICOROを動かしてみた。10スレッドの並列処理をするバージョンだ。「あれ!!」1サイクル10ミリ秒くらいで処理する。「いいじゃない!!」
RaspberryPi3は、CPUが4コア持っているので、8スレッドあたりは十分使えそうなきがする。10スレッドはちょっと多いかもしれないが。
初めて、マルチスレッド、並列処理が役に立つことがわかって嬉しい!!

ロボット制御のイメージ

現在考えているAIを軸としたロボット制御のイメージを少し書いておこう。
基本、歩く立つなどの目的を与えると、AIコントローラー自身がサーボモータを制御するようにシステムを作る。AIコントローラーは、サーボモーター角度群、センサー情報とその変化を取得して、自ら学習する。それらの情報は、人がCOSMを通してロボットを動かしている状況の中で取得する。
AIコントローラーは、モーターとセンサーの与えられた状況の中で、次のステップでサーボモータのどのような動きのパターンに持っていくのかをニューラルネットワークから出力して、それに基づいてサーボモーターが動く。
AIコントローラーのネットワークは、事前学習とともに、取得する情報に基づいて常時学習する。
学習には、動きの成功と失敗のイメージも学習に組み込む。

圧力センサーとADコンバーター

ロボットの足の裏に、片足四個ずつ、合計八個の圧力センサーをつけて、ロボットの実際の重心の状況をロボット自身が捉えられるようにしようと、センサーとADコンバーター中継する部品を製作し、コンバーターをRaspberryPiの基板上に置いた。データをSPIで撮ろうと思っているが、うまくいくだろうか。
加速度センサーも追加で四個つけるので、センサーだらけになるが、それらのセンサーは、人間側のプログラムが情報を処理するのではなく、ロボットのAIで処理するように思っている。だからこんなにセンサーをあちらこちらにつけるのだが。